Netflixドラマ『地獄に堕ちるわよ』を観て、「堀田雅也ってどんな人?」「モデルになった実在の人物がいるって本当?」と気になっている方、多いんじゃないでしょうか。
私もドラマを見始めたとき、生田斗真さんが演じる堀田雅也のあの静かな威圧感に、気づいたら画面から目が離せなくなっていました。
「これ、実在の人物がいるんよね…?」と思って調べてみたら、出てくる出てくる。
堀田雅也のモデルとされる人物の生き様が、ドラマよりずっとリアルでドロドロしていて、でもなぜか「細木数子さんがそこまで愛した理由、わかる気がする」ってなったんですよね。
今回は、堀田雅也のモデル・堀尾昌志という人物の魅力を探りつつ、生田斗真さんという俳優がその役にどんな奥行きを与えているのかを、思い切り掘り下げてみたいと思います。
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堀田雅也のモデルは「堀尾昌志」という実在の人物だった
ドラマを観た人なら「堀田雅也って実在するの?」と気になるのは当然のこと。
結論から言うと、「堀田雅也」という名前の人物は実在しません。
でも、明確なモデルになった人物はいます。
なぜ実名ではなく「堀田雅也」として描かれたのか
ドラマの参考文献になっているノンフィクション作家・溝口敦さんの著書『細木数子 魔女の履歴書』(講談社)によると、細木数子さんと最も長く深い関係を続けたのは、小金井一家八代目総長・堀尾昌志という人物です。
複数のメディアや考察記事でも「堀田のベースは堀尾昌志とみられる」という見方が広く共有されていて、ドラマファンの間でもほぼ定説扱いになっています。
じゃあなんで実名で出さないのか、と思いますよね。
理由は主にふたつ。
ひとつは、実在人物の名前をそのまま使うことに伴う法的なリスクと、遺族・関係者への配慮の問題。
もうひとつは、ドラマとして再構成するうえでの「自由度」の問題です。
堀田雅也というキャラクターは、堀尾昌志という人物を一対一でトレースしたものではなく、細木数子の愛・孤独・執着を象徴する存在として「再設計」されています。
実名でそのまま描くと、どうしても「堀尾昌志という人物の記録」になってしまう。
でもドラマが描きたいのは細木数子という女性の内面なわけで、そのためにはある程度フィクションとして昇華させる必要があったんだと思います。
堀尾昌志とはどんな人物なのか
1928年生まれで、九州出身ともいわれる堀尾昌志さん。
小金井一家の新宿五代目を経て八代目総長となり、二率会の四代目会長も務めたと伝えられる人物です。
細木数子さんとは籍を入れないまま、約30年間行動をともにしたとされています。
細木さんが「お父さん」と呼んでいた、というエピソード。
最初読んだときちょっとドキッとしたんですよね。
「お父さん」ですよ?
単なる恋人という関係じゃなくて、依存・庇護・信頼がぜんぶ混ざり合ったような、複雑な感情が見え隠れする呼び方だと思いませんか。
堀尾昌志の「男気」が細木数子を引き寄せた
堀田雅也というキャラクターを語るとき、多くの記事が「細木数子が執着した男」という方向から書いています。
でも私が気になったのは逆のほうで、「堀尾昌志という人物のどこが、あの強烈な細木数子を惹きつけたのか」というところ。
細木を苦境から救い出した博打の一戦
ドラマの中で堀田雅也が最初に印象的な行動を見せるのが、細木数子を奴隷のように支配していた滝口を博打でつぶすシーン。
これ、実話のモデルがある描写です。
溝口さんの取材によれば、実際の堀尾さんも博徒として知られており、そのイメージがドラマにも色濃く反映されています。
細木さんを苦境から救い出す構図、ここが物語の核心になっているわけですが、ドラマで生田斗真さんが演じる堀田の「目が座った博徒」の迫力がものすごくて。
あのシーン、静かなのに怖い。
笑ってないのに、場の空気を全部持っていく感じ(笑)。
実際の堀尾昌志さんも、そういう種類の「圧」を持つ人物だったのかなと、つい想像してしまいます。
「お父さん」と呼ばれ、賭場まで引き受けた二人の関係
細木さんが堀尾さんを「お父さん」と呼んでいたのは有名なエピソードですが、それだけじゃなくて。
「お父さんが賭場を開帳すると摘発されるリスクがある。だからあたしがやる」と言って、細木さん自身が賭博の胴元を引き受けた、という話が残っています。
これ、普通の感覚でいくと「え、なんでそこまで?」となるんですけど。
この行動の中に、細木さんが堀尾さんに抱いていた感情の密度みたいなものが凝縮されている気がするんですよね。
守りたい、支えたい、役に立ちたい。
それって、愛情の形のひとつじゃないですか。
一方の堀尾さんも、細木さんが政財界の大物・安岡正篤氏と付き合い始めたとき、まるで使用人のように振る舞い、自分の車を送迎に提供したとも伝えられています。
プライドを持った男が、それをすることの意味。
純粋に計算していたのか、それとも不器用な愛情表現だったのか、私には判断できないですけど(笑)。
でも、なんとなく「案外この人も細木さんのこと、嫌いじゃなかったんじゃないかな」という気がしてしまうんですよね。
細木数子が30年間も離れられなかった本当の理由
30年ですよ、30年。
籍も入れないまま、他の男性との関係があっても続いていたという関係が。
ちょっとその執着の深さ、普通の感覚じゃ測れない(汗)。
思い通りにならない男だったからこそ執着した
ciatrや複数の記事でも指摘されていることですが、堀田雅也(堀尾昌志)は細木数子にとって「唯一思い通りにならない人物」だったとされています。
多くの男性を金やコネで動かしてきた細木さんが、唯一コントロールできなかった相手。
これ、「だから冷めた」じゃなくて「だからもっと執着した」っていう方向に行くのが、細木数子という人物の面白さといえば面白さで。
1980年ごろには堀尾さんから別れ話を持ち出されたと、細木さん自身が自著に書いているというんですから、対等どころか、どちらかといえば細木さんが追いかける側だったんですよね。
「地獄に堕ちるわよ」とテレビで他人を追い詰めていたあの人が。
はぁー、人間っておもしろい。
墓まで隣に並べた「最後の純情」とは
堀尾昌志さんは、細木さんが54歳のころに亡くなったとも伝えられています(具体的な年については諸説あります)。
そして細木さんは、自身の墓と堀尾さんの墓を隣り合わせに設けたと伝えられています。
溝口さんはこれを「細木が最後に見せた、侠客の世界への純情」と表現しています。
この言葉、すごく好きです。
どれだけ強く、どれだけ多くの人間を動かしてきた女性でも。
最後に求めたのは、愛した人の隣に眠ることだった。
ドラマで戸田恵梨香さんが「ずっと孤独を感じてきました」とインタビューで語っていましたが、その孤独の答えが、この墓のエピソードに詰まっている気がしてなりません。
「強くなったのは、弱かったから」なんですよね、きっと。
堀田雅也を生田斗真が演じることの意味
生田斗真さんといえば「イケメン♂パラダイス」世代の人も多いと思います(私もそのひとり)。
あのかわいい系のイケメンが、どうしてこんなに「静かに怖い男」を演じられるようになったのか。
劇画のような存在感と静かな威圧感
『地獄に堕ちるわよ』を観た人なら絶対わかると思うんですけど、生田さんの堀田雅也って、劇画の主人公みたいな佇まいなんですよ。
実際に「池上遼一が描く劇画のようだ」と評した映画レビューがあって、思わず「そうそう、それ!」となりました(笑)。
目が座っている。
でも怒鳴らない。
怒声よりも静けさのほうが怖い、っていう種類の存在感。
これ、簡単に出せるものじゃないんですよね。
生田斗真さんは1984年10月7日生まれ、北海道室蘭市出身、現在41歳(2026年5月8日時点)の俳優です。
1996年に11歳でジャニーズ事務所に入所し、ほどなくNHK教育『天才てれびくん』にてれび戦士としてレギュラー出演。
1997年にはNHK連続テレビ小説『あぐり』で子役デビューを果たしました。
2007年のドラマ『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』でブレイクし、2011年に映画『人間失格』と『ハナミズキ』でキネマ旬報ベスト・テン新人男優賞とブルーリボン賞新人賞を受賞。
映画『土竜の唄』シリーズや大河ドラマ『鎌倉殿の13人』など、ジャンルを問わず渡り歩いてきた人。
その幅の広さが、今回の堀田雅也役に全部乗っかっている感じがするんですよね。
戸田恵梨香が号泣したシーンで見えたもの
戸田恵梨香さんのインタビューで印象的だったのが、「数子が堀田と久しぶりに再会するシーンが最も印象的だった」という話。
数子は怒り以外の感情をあまり表に出さない人物として描かれているのに、そのシーンで戸田さん自身が撮影中に感極まって号泣してしまったと。
で、その瞬間に「作品の中の細木数子としてちゃんと生きることができている」と実感したと言うんです。
これ、相手役の生田さんがいなければ起きなかったことだと思うんですよ。
視聴者の中でも「観終わった後に、生田さん以外いなかったと感じる」という声が多くて、私もまさにそう感じました。
「なんで生田斗真なの?」から始まって、「生田さん以外にいなかった」で終わる。
これが本物の役者の仕事だな、と。
生田斗真の色気がメロすぎると話題に
さあ、ここからは完全に主婦の本音トーク(笑)。
ファンのSNSの反応がすごい
生田斗真さんが堀田雅也としてのオフショットをInstagramに投稿したとき、コメント欄が祭りになっていまして。
「堀田さんカッコ良すぎて心臓もたない最高です!!」
「漢気あってカッコよすぎ&痺れました~」
「堀田さんのお写真カッコよすぎてメロすぎるー!!」
「堀田さん色気すごすぎました!」
もうね、みんな言いたいこと全部言ってくれてる(笑)。
Xでも「生田斗真の色気すごい、俺もこんな歳の取り方したい」「堀田が男前すぎたな」といった声が続出していて、ドラマ配信開始直後からずっとざわついていました。
「斗真に落ちたわよ」というコメントまで出てきていて(笑)、作品タイトルをもじったファンの語彙力の高さにも感心しています。
イケメンだけじゃない、生田斗真の「昭和の男」への化け方
白シャツにストライプ柄のベスト、チェック柄のネクタイで椅子に腰掛けるモノクロのオフショット。
クラシックで、洗練されていて、でもどこか重い。
あの写真一枚でもう、「この人が堀田雅也だ」ってなるじゃないですか。
乱れすぎないヘアスタイル、静かな表情。
目が笑っていない、でも怒ってもいない、あの感じ。
これって「イケメンが演じてる悪役」じゃなくて、「その時代を生きた人間が持つ空気感」なんですよね。
41歳の生田斗真さんが今この役をやることの説得力、ハタチそこそこの頃には絶対出せなかったやつです。
「色気は年齢が育てる」というのを、まざまざと見せてくれた気がします(しみじみ)。
生田斗真さんという俳優が積み上げてきたもの全部が、堀田雅也という架空の人物をリアルにしている。
架空なのにリアル。
それが、このドラマを単純な成功物語に終わらせない理由のひとつだと思います。
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まとめ
この記事では、堀田雅也のモデルとされる堀尾昌志という人物の魅力と、生田斗真さんがその役にどんな命を吹き込んでいるかを掘り下げてきました。
記事を通じて分かったことを整理すると、こんな感じです。
- 堀田雅也は架空の人物だが、モデルは小金井一家八代目総長・堀尾昌志とみられている
- 細木数子さんは堀尾さんを「お父さん」と呼び、約30年間行動をともにした
- 堀尾さんが「思い通りにならない人物」だったからこそ、細木さんの執着は深まった
- 細木さんが自分の墓の隣に堀尾さんの墓を設けたのは「最後の純情」といえる
- 生田斗真さんの「静かな威圧感」は、劇画的な説得力で堀田を体現している
- 戸田恵梨香さんが号泣したシーンは、生田さんの存在感なしには生まれなかった
- 41歳の生田斗真さんが積み上げてきたキャリア全部が、この役をリアルにしている
正直、ドラマを観るまで「生田斗真さんが総長役…合うの?」と思っていた自分がいます(本音)。
でも観終わったら完全に「生田さん以外いなかった」派になっていました。
それが役者というものなんだなあと、しみじみ感じています。
細木数子さんが30年間愛したのは「思い通りにならない男」だった、というのも、人間のおもしろさというか、愛の不思議さというか。
どれだけ強くなっても、人は誰かに認めてほしくて、誰かの隣にいたいんですよね。
そう考えると、『地獄に堕ちるわよ』はただの偉人の伝記ドラマじゃなくて、「強さの裏側にある孤独」を描いた物語だな、と改めて感じました。
まだ観ていない方は、ぜひ。
観た方も、堀田雅也のシーンをもう一回見直すと、また違う発見があるかもしれませんよ。


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